新年会、新春の宴会を彩るお部屋の生け花 | 綾部の料亭ゆう月
- 2018年01月13日
- 作成者:yuzuki
カテゴリー:ゆう月について
新年を迎え、玄関には門松、
掛け軸は梅のお軸に、
ご用意しました。
12月には山茶花や寒桜を生けていた生け花も
松や千両、ろう梅、南天などを
ご用意しています。
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まずお客様絵お迎える玄関にはお正月らしい
松を中心にろう梅を合わせ
花器の口元に千両を添えて来店されるお客様皆様にご覧にただきます。
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その玄関の正面廊下の壁に丸く切られた飾り棚には
同じくろう梅と庭園に花を咲かせだした
白椿をカゴに生けています。
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中央の広間には大きめの信楽焼の花器に
ボケの枝と菊の花を
存在感ある作品に仕上げました。
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二間あるお座敷にはそれぞれお部屋にあったお花を用意
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床の間のある趣あるお部屋には手つきの花器で
ボケと菊と千両を合わせてお部屋のすみにさりげなく
置きました。
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掘りごたつになっており
少し崩してカジュアルに仕立てたお部屋には
京焼きの花器にボケの枝と
ラナンキュラスをを合わせ
お部屋に合わせ崩した生け花をご用意しています。
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庭に面したお席のそばの壁にはさりげなく
庭の椿を生けてかけています。
お食事とともに庭園、お花で季節感をお届けします。
11月20日月曜日放送のABC朝日放送「おはようコール」でゆう月の会席料理と庭園紅葉が放送されます
- 2017年11月17日
- 作成者:yuzuki
カテゴリー:行事について
関西地区放送の「おはようコール」(ABC朝日放送 朝 5:00~6:45 )
番組内の「おきトク」(6:24ごろ)というコーナーで
秋の会席料理「錦木会席」5,900円と
11月6日に解禁されたずわい蟹の「蟹づくし会席」14,000円、
あと庭園をライトアップした紅葉について放送していただきます。
おはようコールの「おきトク」旬の関西の情報が満載!!
朝一番に放送される情報番組の中でも
「おきトク」は関西の旬の情報を取り扱うコーナーで
冬の有馬温泉や京都の桜、など季節のおすすめスポットや、
東京インテリア家具のオープンや
USJのクリスマスイベント開催などイベント特集、
ハモ料理や京野菜の特集といったグルメ情報など、
タイムリーな情報を扱ったコーナです。
そして今回、
20日放送分は紅葉の特集ということで
紅葉スポットや温泉などを巡って
最後にゆう月で紅葉を見ながらの
お食事ということでした。
出演者お二人の掛け合いが見事でした!!
撮影には関西ではよく知られた
気象予報士の正木明さんと
ABC朝日放送の斎藤真美アナウンサーが来られ、
斎藤さんには紅葉を料理に映し出した「錦木会席」、
正木さんには解禁されたばかりの「蟹づくし会席」
それぞれを召し上がっていただきました。
収録後、お造りの中の真鯛の昆布締めについて
大変好評をいただき、
いい収録をしていただけたのではないかと
安心しました。
食事の撮影後にライトアップした庭園の紅葉を
撮影していただき収録終了となりました。
そのあと、収録用に用意したお料理、
料理撮影用に用意したお料理は
全てスタッフの方が残さず
召し上がって帰られました。
よくテレビで見かける
「お料理はスタッフがおいしくいただきました。」
は本当だったんですね。
とても、ありがたかったです。
各サイトへのリンク
「おはようコール」のサイト
「おきトク」のページ
https://www.asahi.co.jp/call/report/
正木明さんについて
https://www.asahi.co.jp/call/cast/cast03.html
斎藤真美アナウンサーのブログ「真美のまみむMEMO」
https://www.asahi.co.jp/call/blog_f2/
ゆう月サイト 錦木会席ページ
https://www.ioriyuzuki.com/company/nisiki.html/
ゆう月サイト 蟹づくし会席ページ
お支払いには現金のほか、銀行振込、JCBなどのクレジットカード、楽天ペイ・LINEPayなどのアプリ決済、ApplePayなどの電子マネーをご利用いただけます
- 2017年10月19日
- 作成者:yuzuki
カテゴリー:ゆう月について
近年、現金以外の支払い方法としてクレジットカード以外にも
楽天EdyやIDといった電子マネーが一般的になり、
SuicaやICOCAなど切符を買わずに電車に乗ることが当たり前の世の中になりました。
その電子マネーの普及とスマホの一般化により
ApplePayやAndroidPayといった
スマホでの電子マネー利用も広がりつつあります。
さらに2016年から新たな決済方法として
楽天やLINEのIDによって支払いができる
スマホアプリ決済のサービスも開始しました。
様々な支払いサービスが普及する中で
我がゆう月でも
既に取り扱いを開始していたクレジットカードや楽天ペイ・LINEPayなどのスマホアプリ決済に加えて
2017年8月より楽天Edy・ID・QUICPay・nanacoなどの電子マネー、
SuicaやICOCAなど交通系電子マネーでの支払いを受付開始しましたので、
今回、支払い方法について詳しくご紹介したいと思います。
ゆう月で可能な支払い方法
- 現金
- 銀行振込 集金
- クレジットカード(楽天カード 主要国際ブランド)
- スマホアプリ決済(楽天ペイ LINEPay Alipay)
- 電子マネー(ApplePay AndroidPay 楽天Edy ID QUICPay nanaco)
- 交通系電子マネー(Kitaca Suica PASMO TOIKA manaca ICOCA SUGOCA nimoca はやかけん)
■ 現金
改めて説明不要ですが、
お帰りの際に現金でお支払いをしていただけます。
平日のお昼にお友達とのランチなど、
お客様1人ずつ個別でのお支払いも対応いたしますのでお申し付けください。
代金受け取りの証明として、
ご飲食明細の記載されたレシート
もしくは宛名を記載した領収書を発行いたします。ご希望の場合はお申し付けください。
■ 銀行振込 集金
接待などお帰りの際に煩わしい会計をするのはスマートではない場合がございます。
そんな場合、後日にお振込いただいたり集金したりすることにより、その場での会計を省くことも可能です。
従業員にその旨をお伝えいただければ、ご飲食の明細と振込先を記載した請求書をお帰りの際にお渡しします。
また、ご指定先へ請求書を郵送することも可能です。
その場合、送付先のお名前と住所、請求書の宛名をお教えください。企業様の場合、差し支えなければお名刺を頂戴できればと思います。
また、綾部市、福知山市、舞鶴市内でしたらこちらから集金に伺うことも可能です。
請求書発行後、約1ヶ月を目処にお支払いをお願いしたいと思います。
※集金でのクレジットカード、スマホアプリ決済、電子マネーの利用も可能です
■ クレジットカード
上記の主要国際ブランド、「VISA」「MasterCard」「JCB」「AmericanExpress」「DinerClub」
に加え、「楽天カード」と「DISCOVER」をご使用いただけます。
ICカードにも対応しサイン不要の支払いも可能です。
ただ、お支払い回数は1回のみの対応で、分割払い、リボ払いなどは対応しておりませんのでご了承ください。
店での支払いはもちろん、仕出し弁当の配達時や集金時にご訪問先でのカード決済も可能です。
ご予約の際にお申し付け下さい。
■ スマホアプリ支払い
上記の「楽天ペイ」「LINE PAY」「Alipay」でお支払いいただけます。
2016年から新たに開始されたサービスで楽天やLINEの登録情報でお支払いすることが可能です。
楽天ペイについて
楽天のアカウントをお持ちの場合はすぐにご利用を開始できます。
ご自身のスマホで「楽天ペイ」アプリをダウンロードしお持ちの楽天IDでログイン、
それだけで登録してあるクレジットカードで支払いが行えます。
サイン不要、電子マネーと違い1回の支払い制限がなし(カードの限度額になります)、スマホ1つで支払いが行え、ポイントがたまるお得なサービスです。
店での支払いはもちろん、仕出し弁当の配達時や集金時にご訪問先でのカード決済も可能です。
ご予約の際にお申し付け下さい。
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■ 電子マネー
「ApplePay」「AndroidPay」などスマホ利用の電子マネーが利用可能です。
「楽天Edy」「ID」「QUICPay」「nanaco」が利用可能です。
「Kitaca」「Suica」「PASMO」「TOIKA」「manaca」「ICOCA」「SUGOCA」「nimoca」「はやかけん」全国の交通系電子マネーがご利用可能です。
サイン不要、カードもしくはスマホ1つでの支払いが可能、さらにポイントも貯まるお得なサービスが利用できます。
ただ、チャージには対応していませんので事前の用意をお願いいたします。
◇ お支払い方法のページへは左の「お支払い方法」よりお進みください
◇ 各種サービスの公式サイトへは以下よりお進みください
アプリ決済(バーコード)
電子マネー
栗やサンマなど旬の素材で里山の紅葉の色づきが器に映し出される秋の会席料理 | 綾部の料亭 ゆう月
- 2017年10月10日
- 作成者:yuzuki
カテゴリー:料理
季節は秋を迎え、庭園の樹々は桜の葉やドウダンツツジ、
カエデ、もみじと紅葉が深まりつつあります。
庭園をご覧いただくことにおいても、
春の桜の頃と並んで
もっとも季節を感じていただける
季節でしょう。
そんな庭園を眺めながら、
また、個室で静かにおくつろぎいただきながら、
楽しんでいただける会席料理をご紹介します。
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錦木会席 5,900円(消費税・サービス料込み)
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先附
- 柿のあられ揚げ 羽二重餡掛け
- 大根の山椒醤油漬け
- 占地と千草のちり酢和え
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旬の柿にはけしの実をつけてさっと揚げ甘みをより引き立たせ、胡麻豆腐をすりつぶして生クリームを合わせた餡をかけて仕上げます。
占地は炙って和の香草と合わせ自家製のポン酢で和えた一品と大根と山椒を醤油につけたお酒によく合う一品を盛り合わせます。
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煮物碗
- 紅ずわい蟹の霙蒸し 淡葛仕立て
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蟹の身とおろした大根を合わせて蒸し、葛粉でとろみをつけた出汁をかけて仕上げた優しい味わいの一品です。
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御造里
- 檜熟成真鯛の昆布締め そぎ造り
- サーモンの焼き霜仕立て 平造り 妻一式
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2kgぐらいのちょうどいい大きさの真鯛を選び、皮は炙り身には昆布を挟み、ヒノキの箱で日寝かせた真鯛をご用意しています。昆布の旨み成分が真鯛の旨みをより引き立たせ寝かせることでさらに鯛の味わいを引き出します。
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焼き物
- 秋刀魚の丹波焼き 酢取り茗荷
- 渋皮栗のワイン漬け
- いが栗見立て毬揚げ
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旬のサンマを柚子の香る柚庵地に漬けて焼き、栗のスライスをのせて仕上げます。栗の産地である我が丹波の名がついた焼き物です。他にもいが栗に見立てた一品と栗の渋皮煮をこれも丹波の名のついた丹波ワインにつけて仕上げた一品を添えて栗の3品を盛り合わせでご提供します。
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焚合
- 今日丹波高原豚の角煮 鼈甲餡掛け
- 温度玉子 小松菜 溶き芥子
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9月から引き続きご提供する豚の角煮はこれも丹波地域で育った京丹波高原豚をじっくり煮込んで仕上げ、温泉玉子を添えて煮汁のべっ甲餡をかけてご提供します。
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油物
- 牡丹海老の香り揚げ ヒマラヤ岩塩
- 無花果と銀杏串の天麩羅 獅子唐の素揚げ
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お刺身でも食べられる牡丹海老に大葉を巻いて天ぷらに仕上げます。旬の無花果と銀杏の天ぷらを添えてお出しします。
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酢乃物
- 合鴨と揚げ湯葉と水菜の菊花和え 敷き黄身酢
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フォアグラの元となる鴨、マグレカナールの胸肉を自家製タレにつけて蒸し、湯通しした水菜と揚げ湯葉を合わせてヒマラヤの岩塩で和えます。
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御飯 留椀 香乃物
- 八丁味噌仕立て
- 占地の炊き込み御飯
- 三種盛り合わせ
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利尻昆布と上質の鰹節でとった一番出汁で占地とともにご飯を炊きます。
ご提供時間に合わせて炊き、炊きたてをご提供します。
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水菓子
- 黒豆と和三盆のゆう月ロール
- 季節の果物添え 柑橘ジュレ
上林鶏の養鶏農家から仕入れた玉子と上品な甘みの和三盆、魚沼産コシヒカリの米粉を使用した特製のロールケーキです。
今月は黒豆とサツマイモの素揚げを添えてお出しします。
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リンク・予約のご案内
お料理ページでさらに料理の画像なども掲載しております。
ぜひご覧ください。
ご予約はお電話・オンライン予約で受け付けております。
お電話予約 0773-44-0818
秋刀魚やキノコ、実りの秋へと繋がる旬のお料理。芙蓉会席 | 綾部の料亭 ゆう月
- 2017年09月22日
- 作成者:yuzuki
カテゴリー:料理
暑さが次第に和らぎ
広がる水田の稲も実り、赤とんぼが飛び交い、
綾部の里山にも秋の風が吹き始めました。
器を彩る食材も旬を迎え名残りの時を迎えた夏の素材と、
これから次第に美味しさが増していく
秋の素材が揃います。
彩る食材は京都の秋を
賀茂茄子や万願寺甘とうに代表される伝統の京野菜では
さらにこの季節にしか出回らない枝豆「紫ずきん」を
和え物でご用意します。
毎回好評をいただいている京丹波高原豚の角煮をご用意、
今回は温度玉子(温泉玉子)をのせて餡掛けにした
食欲そそる一品に仕上げました。
その他にも無花果やサンマなど初秋ならではの
お料理をご用意しています。
点
芙蓉会席 5,900円(消費税・サービス料込み)
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組 肴
無花果炙り 羽二重餡掛け 木ノ芽
鰻の蒲焼きと長芋の奉書巻き
川海老の唐揚げ 山桃の甘露煮
旬のイチジクは六方むきにして表面を炙り胡麻豆腐を餡にして掛けます。他にも8月から提供している鰻の奉書巻き・山桃・川海老を盛り合わせてご提供します。
煮物椀
霜鱧と松茸のすまし仕立て すだち
秋の出会い物の代表である鱧と松茸をお吸い物でご用意します。炙った鱧と松茸に松茸の香りをまとった清し汁は絶品です。
御造里
檜熟成真鯛の昆布締め 割醤油
藻塩で食べる炙り貝柱の手毬仕立て
活け締めにした真鯛を檜の木箱で2日間熟成させます。1日は紙塩という手法で薄く塩をあて、もう1日は昆布を挟んで昆布締めにし、旨味を最大限引き出しご提供します。
合わせる帆立の貝柱は表面を炙り、芳醇な香りの酢飯で握りにし、藻塩とすだちでお召し上がりいただきます。
付け合わせの妻にはこれから色付く紅葉を思わせるような大根と人参と赤キャベツのけんをご用意します。
焼 物
笠子の柚庵焼き 万願寺ソース
枝豆と零余子の白和え はじかみ
高級魚のカサゴを柚庵地に着けて焼き上げ夏の会席で好評だった満願寺ソースをのせてご提供します。あしらいには京野菜の紫ずきんとむかごと銀杏を白和えにして添えます。
焚 合
京丹波高原豚の角煮 鼈甲餡掛け
温度玉子 小松菜 溶き芥子
京都のブランド豚肉「京丹波高原豚」のバラ肉を約5時間かけて煮込み仕上げます。煮汁をあんかけにし温泉玉子を添えてご提供します。
油 物
叩き海老と賀茂茄子の博多揚げ ヒマラヤ岩塩
蓮根煎餅 薩摩芋 獅子唐を添えて
この夏の間継続してきた叩き海老の天ぷら、粗めに叩いてぷりぷりの食感を残した海老は甘味を存分に感じられます。その海老を京野菜の賀茂茄子で挟んで天ぷらにし甘み旨みをしっかりと閉じ込めました。付け合せには鳴門金時のサツマイモを厚切りにしてホクホクの天ぷらに仕上げます。
酢乃物
合鴨の蒸しロースト 黄身酢添え
炙り茸と湯葉のちり酢掛け
合鴨のロースは表面をこんがりと焼き特製のタレにつけて蒸します。柔らかな合鴨を黄身酢のソースでどうぞ。焼いた舞茸とシャキシャキの水菜をポン酢で和えて添えます。
留椀 御飯 香乃物
八丁味噌仕立て
焼き秋刀魚の薬味御飯
三種の漬物盛り合わせ
旬のさんまを焼きご飯とともに炊き上げます。油の強いご飯になるのでたっぷりの薬味を和えてご提供します。
水菓子
巨峰と和三盆のゆう月ロール 季節の果物のだいだいジュレ
当店自慢の自家製米粉ロール、砂糖には和三盆を使用。焼き上がりに柚子の果汁を生地に塗り、シンプルに仕上げたロールケーキに巨峰を添えてご提供します。
9月の会席料理動画
■ コースの一品目からデザートまで順に動画でご紹介しています
夏休み・お盆休みを家族で過ごす大切な時間に・・・| 綾部の料亭 ゆう月
- 2017年08月11日
- 作成者:yuzuki
カテゴリー:行事について
海開き、海の日、山の日と梅雨が明けてから
夏真っ盛りの暑い季節を迎えます。
8月も中旬、お盆を迎えます。
仕事も数日間の連休になるお盆には
家族で海外へ行ったり
海へ行ったり
おじいちゃん、おばあちゃんお家へ帰省したり、
そんな思い出が子供の頃から
あるのではないでしょうか?
そしてお盆にはお墓まいり、
多くの方がされているのでなないでしょうか?
我がゆう月へもお墓まいりをした帰りに食事をと
予定されているお客様が多くおられます。
せっかくなので年中行事としてのお盆とは
どんな意味があるのか?
何をするべきなのか?
どういう由来があるのか?
などご紹介したいと思います。
お盆の始まりはインド。親孝行によって生まれました
お盆、正式には仏教の行事、「盂蘭盆会」(うらぼんえ)と言います。
なんだか難しい、聞き馴染みのない言葉、
そんな気がしますが、
言葉の由来は
現在も存在する古代インドの言葉、サンスクリット語の中の
「ウラバンナ」方きているようです。
言葉の意味としては「逆さ吊り」
ちょっと恐ろしい言葉が由来になっているわけですが、
理由にはこんな橋があるようです・・・
神通力の第一人者として名高い目連尊者が
地獄に落ちて逆さ吊りにされている母親のことを神通力で知りました。
そんな母親を救いたいと考え悩んだ末に、
師匠のお釈迦様に相談をします。
そこでお釈迦様は母親の罪が重たかったこと、
目連尊者1人ではどうにもならないことを諭します。
続けて「多くの人たちにご馳走、施しをすることで母親が救われる」と
助言します。
それを聞いた目連尊者は夏の修行から明ける7月15日に
助言の通り修行僧たち多くの人にご馳走をして、心からの供養をしました。
それにより母親は無事に往生する気とができたのです。
このことに喜んだ目連尊者の申し出により、
以来、旧暦7月15日が先祖への感謝と供養を積む日となりました。
これは盂蘭盆経というお経にある説話です。
このことが盂蘭盆会に由来しており、
のちに日本へと渡り時間をかけて現在のお盆へと繋がっているようです。
日本におけるお盆の成り立ち
日本へは7世紀ごろに伝わったと言われています。
最初の女帝と言われている推古天皇によって
日本でのお盆の起源となる行事が行われ
のちに斉明天皇によって日本で初めての盂蘭盆会が行われました。
仏教行事である盂蘭盆会が
古来日本の神道での御霊祭りや収穫祭、水紙祭りなどの風習と融合して、
祖先の精霊をお迎えするなどの、
日本独自の文化を生み出しました。
位の高い人々の風習であった盂蘭盆会が
江戸時代に庶民にも伝わり
現在に近いお盆の行事へと変遷したようです。
本来旧暦の7月15日ごろをお盆としていましたが、
明治時代、新暦(太陽暦)を導入したことで
新暦の7月15日が農作業の最盛期と重なってしまいました。
当時、人口の8割が農業に従事していたため、
お盆を1ヶ月遅らせることが考え出されました。
そして現在、地域によって違いがありますが、
8月15日前後をお盆として
仕事も休みになり、行事をゆっくり行うことが主流となりました。
先祖を大切にし家族で祝うお時間をゆう月で・・・
現代では年中行事として定着し
家族で旅行をしたり、
帰省したりと、
多様な過ごし方があります。
そんな中でぜひ古くからの風習である
家族・先祖を大切にする日として
過ごしてみてはいかがでしょうか?
我がゆう月ではそんなお客様のお手伝いをいたします。
綾部市や福知山市、舞鶴市などに遠方より帰省される方、
また京都や大阪、神戸などから近畿北部へドライブをお考えの方に
ご家族で過ごすプライベート空間を
ご用意します。
お座敷(個室)は畳の間なので小さなお子様、赤ちゃんがいても安心です。
また赤ちゃんを寝かせておくためのベビーラックや、
テーブルに引っ掛ける子供椅子、
簡易ではありますが、オムツ替えや授乳のスペースもご用意しております。
ご家族でいいお盆をお過ごしください。
誕生日やお宮参り、結婚、還暦の祝いなどご家族の記念日に特別な品をプラス・・・お祝いのお手伝いをいたします
- 2017年07月26日
- 作成者:yuzuki
カテゴリー:ゆう月について
誕生日や還暦のお祝いにサプライズの演出をしませんか?
私どもゆう月では「記念日」を特別なものとして考えております。
これまでにも誕生日・お宮参り・結納・退職祝い・米寿のお祝いなど
様々なお祝いをされるお客様をお迎えしてまいりました。
そしてその都度、お客様・ご家族の幸せな空間を
ご一緒させていただいております。
そんな記念日をより特別なもの、
忘れられない思い出になるようにと、
私どもではお祝いのための特別な品として、
お赤飯や鯛の尾頭付きなどのお料理、
おめでたい乾杯に最適なスパークリングワイン、
贈り物に重宝される花束やアレンジメント
小さなお子様のお祝いや誕生日にメッセージ入りのケーキなど
様々ご用意しております。
私たちは生まれてから様々なお祝いをされ、共にし、そしてお祝いしています
ご両親の間に生を受けた私たちは
生まれる前から「帯祝い」として無事に生まれてくることを願ってお祝いしてもらいます。
そして無事に生まれてきたのちは
「お七夜」「お宮参り」「お食い初め」「初節句」「初誕生」
など1年を迎えるまでに様々な行事を通して
家族の愛情と願いを受けて成長します。
その後も
「七五三」「入学」「卒業」
と、節目ごとにお祝いを受け
「成人」を迎え大人へと成長していきます。
両親・家族と祝い成長してきた時期を経て社会人へ
職場や結婚の節目にするお祝いとして、
「就職」「歓迎会」「送別会」「退職祝い」や
「顔合わせ」「結納」「結婚」「結婚記念日」など、
時にお祝いされ、
また周りの人をお祝いして人生を進みます。
月日は流れると
今度は子供の頃にお祝いしてくれていた両親をお祝いするようになります。
60歳の「還暦」70歳の「古希」77歳の「喜寿」80歳の「傘寿」
88歳の「米寿」90歳の「卒寿」99歳の「白寿」
そして、今度は再び自分がお祝いされる歳を迎えます。
会席料理にプラスするお祝い料理をご用意します
季節の会席料理に合わせて今日を特別な日にするお祝い料理をご紹介します。
■ メッセージ入り水菓子プレート 無料
ゆう月の会席料理ではデザートに自家製のスイーツをご用意しています。
普段はお一人ずつにお出ししているのですが、
ご要望があれば、
皆様のデザートを盛り合わせにし、
プレートにご希望のメッセージを書いてご提供します。
メッセージは例えば、
友人のお誕生日に「HAPPY BIRTHDAY」
家族のお誕生日に「お誕生日おめでとう」
88歳の米寿のお祝いに「祝米寿」
定年退職や離職される方に「おつかれさまでした」
結婚記念日に奥様に「いつもありがとう」
など、できる限りご希望にお答えします。
■ お赤飯 800円
赤い色には邪気を払う魔除けの言い伝えがあり様々なお祝いご用意されます。
特に結婚に関するお祝いや新築祝いなど
他にもあらゆるお祝いに重宝されますのでぜひご活用ください。
その場でお召し上がらない場合や
同席者へのお土産としてご用意したい方には
お持ち帰り用の容器をご用意いたしますのでぜひお申し付けください。
■ 御食い初め膳 2,000円
赤ちゃんが生まれて約100日を数える頃にするお祝いで、「百日膳」とも言います。
地域によって他にも様々な呼び名があるようですね。
歯も生えいよいよご飯を食べるようになる頃に
赤ちゃんの健やかな成長を祈る行事で、
想いを込めた料理を大人と同等のもので用意します。
一汁三菜が基本ですね。
食べる真似をさせることで
生涯食べることに困らない
願いのお膳です。
■ 鯛の尾頭付き 2,500円
お祝いの定番、めでたいの鯛、元はお祭りの神様への献供物の一つで
神様へのお供えなので頭から尻尾までお供えしました。
一般には鯛などの魚が丸ごと食卓へ上がることが少なく、
お祭りや節句などにしか用いられなかったため、
お祝いの料理として重宝されました。
宴会を豪華に彩りその場でお召し上がりいただけます。
お持ち帰りいただく場合は専用の箱をご用意いたします。
乾杯用やプレゼントにワインや日本酒をどうぞ
■ スパークリングワイン 2,500円
すっきりとした辛口のスパークリングワインのフルボトルです。
おめでたいお席の食前酒、乾杯用のお飲み物として
どうぞご注文ください。
■ プレゼント用ワイン 2,500円~
京都産の丹波ワインやフランス産のワインを各種ご用意しています。
お食事のお飲み物にもプレゼントにもご注文ください。
詳しくはドリンクメニューをご覧ください。
■ 綾小町 大吟醸「星降る夜の夢」300ml瓶 2,400円
地元綾部の地酒、綾小町の大吟醸、
大吟醸ならではのフルーティーで芳醇な香りが特徴です。
お食事にもプレゼントにもご用意いたします。
大吟醸以外の酒もご用意可能ですので
詳しくはドリンクメニューをご覧ください。
花館ゆいまーるのハイクオリティなお花をプレゼントにご用意します
記念日のお食事に自分でプレゼントにお花を用意したけど・・・
できることならサプライズにしたい。
しかし、その大切な方に見つからないように
ゆう月まで持って行くにはどうしたらいいんだろう??
そんなシチュエーションが訪れるかもしれません。
心配いりません。
ゆう月にお任せ下さい。私どもが責任をもってご用意します。
お客様はゆう月へご予約の電話1本をお掛けいただくだけで結構です。
プレゼントする相手の性別やお祝いの目的、好みなどをお聞きして
それに合うお花を花館ゆいまーるのフローリストに
手配いたします。
あとは予約日に来店いただき
そっとお花を用意するタイミングをご指示ください。
あなたのサプライズ演出が
きっと成功するでしょう。
■ 花束 3,000円~
どなたにもお喜びいただけるプレゼントの定番ですね。
誕生日や結婚記念日、長寿のお祝いなど
大切な方への贈り物としてご活用ください。
ご予算に応じてご用意いたします。
■ アレンジメント 3,000円~
花束と違いかごなどに入れてあるので
そのままお部屋に飾ることができます。
ハイクオリティでお好みに合ったお花は
きっとお喜びいただけるプレゼントになるでしょう。
ご予算に応じてご用意いたします。
■ プリザーブドフラワー 3,000円~
・瓶入りタイプ 3,000円
・壁掛けタイプ 3,000円
・写真フレームタイプ 5,000円
生花の水分を抜いてさ乾燥させたお花で、
水やりの手間がなく長期保存が可能です。
プレゼントにぴったりです。
■ 寄せかご 3,000円~
小さな花鉢や苗ポットをかごに詰め合わせた贈答品です。
ポットなどを合わせてるので
そのまま飾ることはできませんが、
植え替えたりできるので、
お花を育てたりガーデニングなどを趣味にしている方への
贈り物として喜ばれるのではないでしょうか。
■ テーブル装花 3,000円~
お祝いのテーブルを華やかに彩るアレンジメントです。
歓談を妨げない低い仕上がりで
お客様の好みに合わせてご用意します。
もちろん、お帰りの際は袋に入れてお持ち帰りいただきます。
■ 胡蝶蘭 3,000円~
小さな可愛らしいものから大輪の華やかなものまで
様々なシーンにご利用いただけます。
花を長く楽しむことができ水やりの手間も少ないことから
開店・開業祝いはもちろん、
「幸せが飛んでくる」という花言葉があり、
恋人や友人へのプレゼントにも最適です。
我がゆう月はお客様のかけがえのないお時間を
より特別なものになることを何よりも
願っております。
そんなお時間をゆう月でお過ごしいただけることを
光栄に思います。
[ 花館 ゆいまーるのSNS]
夏休みやお盆の食事はゆう月で・・・誕生日や米寿のお祝いをご家族でお楽しみください。
- 2017年07月22日
- 作成者:yuzuki
カテゴリー:料理
完全個室や半個室で家族のプライベート空間をご用意します
夏はお祭りやお盆など家族や地域で集まる機会が多くなります。
遠方から綾部や福知山、舞鶴に帰省して
おじいちゃんおばあちゃんから小さなお子様まで一同に会する機会に
ゆう月でご家族だけのプライベート空間をご提供します。
お座敷、個室を完備し、テーブル席も1スペースに1組限定の半個室空間でお食事をしていただけます。
お子様・赤ちゃんがいても安心の設備を整えております
赤ちゃんがいるご家族にも安心してゆっくりお食事いただけるように
赤ちゃんを寝かせておくことのできる
ベビーラックをご用意しています。
お客様のかけがえのないお時間のお手伝いをいたします。
暑い夏にも食欲そそる会席料理をご用意します
どうしても食欲が落ちがちなこの時期、
2017年の夏は特に暑さが厳しいようですね。
少しずつゆっくり召し上がっていただく会席料理は
こんな時期にもぴったりなんではないでしょうか。
内容も脂ののった鰻の蒲焼きを酢の物にし、
ジュレをかけた賀茂茄子の焚き合わせには柚子を振って香りよく仕上げ、
さっぱりとした食べやすいお料理を用意しています。
その一方で、
旨味の強い上林鶏を焼き、
京野菜として全国的にも知られるようになってきた
万願寺甘とうをソースとして合わせてご提供する
食べ応えのあるお料理もご用意しています。
ご提供順位ご紹介していますので動画も合わせてご覧ください。
睡蓮会席 5,900円(消費税・サービス料込み)
御献立
《先附け》
鰻と夏野菜の奉書巻き 赤キャベツ 水雲の土佐酢漬け おろし生姜
肉厚の鰻を香ばしく蒲焼きにし、
紫蘇の葉と長芋と共に酢漬けにした大根で巻き
鰻ざく仕立てに仕上げます。
もずくを添えてご提供します。
《煮物碗》
合鴨と茶蕎麦の冷製 湯葉餡掛け
暑い夏には冷たいお碗をご用意します。
タレにつけて蒸しあげた合鴨と茶そばを
湯葉の餡と一番出汁に焼きあごを加えたそばつゆでご提供します。
《御造里》
檜熟成真鯛の昆布締め 割醤油 炙り貝柱の手毬仕立て 藻塩で
活け締めにした真鯛を檜の木箱で2日間熟成させます。
1日は紙塩という手法で薄く塩をあて、
もう1日は昆布を挟んで昆布締めにし、
旨味を最大限引き出しご提供します。
合わせる帆立の貝柱は表面を炙り、
芳醇な香りの酢飯で握りにし、藻塩とすだちで
お召し上がりいただきます。
《焼八寸》
上林鶏の柚庵焼き 万願寺ソース掛け はじかみ
川海老の唐揚げ 山桃密煮 黒豆の枝豆
地元綾部産の上林鶏のもも肉を柚子の香るタレに漬け込んで炙り焼き、
舞鶴市が発祥の京野菜、万願寺甘とうのソースで仕上げます。
あしらいには旬の素材を揃えます。
《焚合》
湯葉と賀茂茄子の和蘭陀煮 敷山芋
ブランド京野菜の賀茂茄子は和蘭陀煮(オランダ煮)にし、
綾部製造の生湯葉と冬瓜を盛り合わせ、
山芋のとろろと八方出汁のジュレで涼しげに仕上げました。
和蘭陀煮とは…
素材を油で揚げたのちに出汁や醤油などで煮込んだ料理のことを言います。名前の由来は江戸時代に長崎の出島から貿易していたオランダを意味し、その貿易を通して伝わったことからこの名がつきました。
《油物》
叩き海老と安納芋の博多揚げ 大黒本占地 蓮根煎餅 三ツ葉
海老を荒く叩いて海老の食感を活かし甘みの強い安納芋で挟んで天麩羅にします。付け合わせには京丹波町で作られている本シメジの大黒本しめじを添えます。
《酢乃物》
栄螺の吟醸蒸し 添え野菜 グレープフルーツ黄身酢掛け
酒蒸しにしたサザエと京水菜を黄身酢で和えグレープフルーツの果汁を加えて爽やかに仕上げます。
《留椀》
八丁味噌仕立て
《御飯》
穴子と牛蒡の炊き込み御飯
《香乃物》
三種盛り合わせ
煮穴子とごぼうを炊き込み御飯にしました。
《水菓子》
佐藤錦と柚子のゆう月ロール 若桃の甘露煮 柑橘ジュレ
当店自慢の自家製米粉ロール、砂糖には和三盆を使用。
焼き上がりに柚子の果汁を生地に塗り、
シンプルに仕上げたロールケーキに
佐藤錦を添えてご提供します。
夏の会席料理を動画でご紹介しています
YouTubeゆう月チャンネルで7月と8月の会席料理を先つけから順にご覧ください
関連ページやサイトへはこちらよりお進みください
■ 7月・8月のお料理案内
■ お子様向けお料理案内
■ 記念日プラス お祝い用の特別メニュー案内
■ 万願寺甘とうについて詳しくはこちらをご覧ください
初盆の法事やお盆にご家族で集まる夏 7月〜9月のパンフレット
- 2017年07月12日
- 作成者:yuzuki
カテゴリー:ゆう月について
2017年7月〜9月のパンフレット
夏のお料理をご案内するお店で配布しているパンフレットです。
この時期は季節の会席料理の他に鮎料理、丹波牛料理、ビアガーデンをご提供しています。
パンフレットの郵送を希望の方はお電話もしくはメールでお問い合わせください。
ご指定の住所へ必要枚数を即日郵送させていただきます。
メールでのお問い合わせはサイト上部・下部・もしくはこちらの「ご予約・お問い合わせ」からお進みください。
表紙&本館の座席案内
ゆう月本館ではお座敷やテーブル席をご用意し完全個室または半個室で会席料理をご提供しています。
お座敷 畳の間(完全個室)12畳
2名〜14名
床の間があり掛け軸と象牙の飾られた格式高いお部屋です。
畳の間で結納などのお席にもお使いいただけます。
お座敷 掘りごたつ(完全個室)12畳
2名〜12名
4人掛けのテーブルが2つ、掘りごたつになっているお部屋です。
足が伸ばせ女性、ご年配の方も楽にお座りいただけます。
テーブル席(半個室)
11名〜20名(庭に面したテーブル席と合わせて30名まで可能)
椅子のお席で大人数でも可能なお席です。従業員の作業スペースや調理場が隣接していますが、他のお客様とは廊下やつい立を挟んで接しておらず半個室としてご用意します。
テーブル席(半個室)
2名〜10名
椅子のお席。本館で唯一直接庭に面しているお席です。
春には桜、秋には紅葉、四季折々の庭園を楽しみながらお食事が可能です。6月にはホタルもご覧いただけます。
■ 座席のご案内を詳しく見る
7月・8月の季節の会席料理&旬づくし鮎料理
鰻や賀茂茄子、サザエ、上林鶏などバランスのとれた爽やかな夏の会席料理と由良川上流の美山川の天然鮎を使用した会席料理をご提供します。
■ 7月・8月の会席料理を詳しく見る(山百合会席・葵花会席)
■ 鮎料理を詳しく見る
9月 季節の会席料理&旬づくし丹波牛料理
9月のゆう月は丹波しめじやサンマ、いちじくなど秋の食材が次第にコースを彩る会席料理と夏の疲れた体にスタミナを与える丹波牛の会席料理をご用意します。
■ 丹波牛料理について詳しく見る
■ 季節の花籠膳について詳しく見る
■ 仕出し弁当について詳しく見る
■ 法事会席について詳しく見る
別館料理&店舗情報
夏季限定のビアガーデンは一面に庭を望むデッキスタイルのテーブル席で丹波牛やサザエ、ホタテなどの魚介、賀茂茄子や万願寺甘とうなどの京野菜を焼きながらよく冷えた生ビールをお楽しみいただけます。
■ ビアガーデンについて詳しく見る
■ 店舗案内について詳しく見る
自然のホタルが飛び交う庭園…綾部市のゆう月にあります。
- 2017年06月28日
- 作成者:yuzuki
カテゴリー:庭園
6月のゆう月は庭園で紫陽花が花を咲かせ樹々はより青々と、
池には睡蓮が花開きお客様をお迎えしています。
そんな初夏の風物詩、梅雨時に楽しめる季節の光景といえば
蛍ですね。
綾部市の市街地から離れ北へ、
車で約15分ほど進んだ八田地区は
京都特有の低くうっそうと樹々の茂った山が間近に続き、
その谷に水田が並んでいます。
そんなこの地域は綾部市では上林地区に続いて
ホタルの観れる地域とされています。
我がゆう月も三方を山に囲まれた谷に位置し
その山からは山水が敷地内を通って川へと流れています。
そのおかげもあり、
6月にはゆう月の庭園の中をゲンジボタルが優雅に舞い
ヒメボタルが水草の影で休みながら
淡い光を放っています。
ゆう月で見ることのできるホタル
ゲンジボタル
ホタルといえばまずはこのゲンジボタルを思い浮かべるのではないでしょうか?
発光量が多く発光のテンポもゆっくりなため
飛ぶ姿は非常に優雅で、見る者に時間の経過を忘れさせるような
そんな幻想的な光景を作り出してくれます。
見ていて飽きのこない、
日常の様々な考え事を忘れ
ゆっくりとした時間を与えてくれる
…そんな蛍です。
名前の由来は主に2つ。
一つは源氏と平家から、
実際「ヘイケボタル」と名付けられた蛍の種類もいますね。
平安後期、平家を打ち破ること夢みて無念にも敗れた源頼政の思いが
亡霊となって闇夜に現れたと例えられたことが由来という説、
もう一つは紫式部の長編物語「源氏物語」
作中に主人公の光源氏が光を放つという描写があることから
ゲンジボタルと名付けられたという説、
この2つが有力な説のようです。
ヒメボタル
ゲンジボタルに比べると一回り小さく、
発光も控えめなホタルです。
知名度もゲンジボタルに比べると低いですね。
私自身若い頃は
ホタルといえばゲンジボタルぐらいしか知りませんでした。
しかし、
ゆう月の庭でゲンジボタルとは違う光を見たときに、
私は目を奪われました。
ゲンジボタルは強い光をゆっくりとしたテンポで光らせ
夜空を舞っている印象ですが、
目の前にあった光景はそれとは異なるものでした。
無数の淡い光が目の前に広がっていたのです。
あまり飛び交わずに庭園内を流れる川に生えている長葉水葵に停り、
ゲンジボタルとは違う早いテンポで
キラキラと光を放っていました。
控えめですが、クリスマスツリーの電飾を思わせるような、
そんな光です。
それを1匹のホタルは自らの力で光らせている、
そんなホタルがいくつも集まって幻想的な光景を作り出している。
それがヒメボタルです。
里山にあるゆう月にはホタルが自生しています
近年、演出としてホタルを放ってお客様に楽しんでいただくお店やイベントもあり
夏の風物詩としてホタルを楽しむことのできる環境がいくつもあります。
ホタルを見ることのできる環境が少なくなってる中、
各地でそのような働きがけが行われていることは非常にいいことだと思います。
そんな中、
我がゆう月ではその地の利を生かし
自然のホタルの自生を継続させることに努めてまいりました。
元々周辺にホタルが自生していたので
山水を引き庭園内環境を整えることでホタルの定着を
目指してきました。
そして現在では周辺も含めそばの山から庭園内にかけて
多くのホタルを見ることができるようになりました。
イベントなどで一斉に放たれる派手さは無いですが、
夜空を優雅に舞うゲンジボタル、
水辺の葉に停りキラキラと光るヒメボタルを、
自然のままに見ることができます。
6月に見頃を迎えます
6月に入り少しずつホタルを確認することができ、
6月の3週目ぐらいに最盛期を迎え、
その後、7月の初旬ぐらいまでは毎年楽しむことができます。
我がゆう月は完全予約制でディナータイムにお受けできる予約は
会席料理を提供する本館で3組、
ビアガーデンを営業している別館で約3組、
お客様の数が限られていますのでイベントなどのように
人でごった返しているということがありません。
お客様のご来店時は庭を照明でライトアップしていますので、
ご希望やお伺いにより、もしホタルを見たということであれば
照明を落とし従業員がお庭へとご案内いたします。
この時期は8時頃に暗くなりますので、
ホタルは8時15分頃から9時頃によく飛び交います。
もし6時頃から会食を始められますと
8時前ぐらいに全てのお料理をお召し上がりいただくことが可能です。
その後少し談笑し、お帰り前にホタルを鑑賞、
その幻想的な光景を目と心に焼き付けてゆう月を後にしていただく、
このようなコースをお楽しみいただくことができます。
ただ私、料理長として少し心配なのは
自然のホタルの光景が素晴らしすぎて
料理の印象は薄れてしまう…
ということです。
そのようなことが無いように
ホタルに負けないご満足いただける料理作りに
日々研鑽を重ねます。
料理もホタルも滞在時間をトータルで楽しんでいただける
そんな料亭が綾部にはあります。