松葉カニ 丹波牛 寒ヒラメ ウニ 本鮪 京野菜 冬の食材が勢揃い|綾部の料亭ゆう月
- 2019年01月29日
- 作成者:yuzuki
カテゴリー:料理
「蟹料理をコースに入れてください!!」
という注文をいただき通常提供している会席料理とは別に
献立を組みました。
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やはり、京都府北部を含む山陰地方にあって
冬の蟹料理といえば・・・
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「松葉がに」
ですね!!
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料亭 ゆう月のある綾部市も港町舞鶴市の南隣に位置し
日本海まで車でわずか30分、
新鮮な日本海の幸が直に入ってきます。
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もちろん、通常提供の会席料理でも蟹料理は入っていますが、
今回のお客様の予算はお一人12,000円、
ということで、
兵庫県豊岡市の津居山漁港水揚げの
松葉蟹を生きたまま仕入れました。
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お客様の希望が蟹刺しと焼きガニ、
ということで用意し、
さらに残ったところを酒蒸しに・・・
味噌を取り出し、
腹の部分は身をほぐし、
炊きあがりの蟹めしに混ぜ合わせて蟹の香り満載の
蟹めしをつくりました。
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十分にご予算をいただいていたので、
松葉がに以外にもいい日本海の幸、京都の地場産素材をご用意。
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真鯛とヒラメ
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味わいの強い素材が他に多くあったので
淡白な白身の魚を加えました。
真鯛はふっくら蒸しあげた後川を炙って香りを加え
綾部産の出来立て湯葉と共に
清まし仕立てのお椀に、
ヒラメは昆布締めにして蟹刺しに添えました。
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本鮪(クロマグロ)
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ヒラメと共にお造り盛り合わせ、
彩りでも味でもアクセントを加えました。
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丹波牛(ハネシタ)
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希少部位で肩ロースの一部であばら骨の方へ続く部分です。
肩ロースの中でも一番霜降りが多く入っている部分で、
ゆう月では会席料理の肉料理として
一口カットのステーキなどで使用します。
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雲丹
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北海道根室産のウニです。
今回のご予約ではお一人、
蟹アレルギーのお客様がいらしたので
その方にはほぼほぼ完全別料理をご用意しました。
その方に蟹刺しの代わりにご用意したのが
このウニです。
小付けの器にたっぷりウニをいれて
お召し上がりいただきました。
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その他にも全員の酢の物に貝と一緒に合わせて
お出ししました。
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花菜
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京の伝統野菜にも指定されている花菜は
これから春にかけて重宝する素材ですね。
彩りの良さ、春らしさ、いろんな素材に合う、
と、コースに一品二品入れたい
冬春の万能素材です。
それでいてほろ苦さの存在感も主張する・・・
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今日の伝統野菜といえば、
よく耳にする「京野菜」のことですね!
京都府内で古くから生産され続けている野菜として
京都府が選定している野菜を言います。
有名なところでは、
夏なら「賀茂茄子」「万願寺とうがらし」など
冬なら「聖護院かぶら」「海老芋」など
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ゆう月は「旬の京野菜提供店」の認定を受けており、
その時期にはほぼ必ず使う素材です。