京都丹波高原の自然が育んだ上質の牛肉を和の趣で、丹波牛会席|綾部の料亭ゆう月
- 2018年09月24日
- 作成者:yuzuki
カテゴリー:料理
美味しいお肉を堪能できる和食はいかがですか?
毎年5月 6月 9月は上質な丹波牛を使った特別な会席料理「丹波牛会席」ご用意しています。
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8,500円の「丹波牛会席」はゆう月が毎月ご用意している
季節の会席料理をベースにして
わさび醤油で食べるレアステーキと
ヒマラヤ岩塩で焼いたハネシタのステーキを合わせて
丹波牛、魚介、野菜のバランスとれた
会席料理です。
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12,000円の「丹波牛づくし会席」は全11品で組まれた献立で
どのお料理にも丹波牛を使用した上質の肉料理を満喫できる会席料理です。
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時折、魚だけじゃないちょっと変わったお料理のご要望をいただきます。
和食、会席料理といえば魚介がメインのお料理をイメージされるでしょう。
ゆう月ではバランスを考えて「季節の会席料理」にも
必ず肉料理が入るように毎月献立を組みますが、
やはりお刺身や焼き魚など
魚介類中心の献立になります。
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お客様の中には魚が苦手な方、
肉料理を満喫したい方、
こういったご要望をいただきます。
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そこでご用意しているのがこの
「丹波牛会席」と「丹波牛づくし会席」です。
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ホームページで献立も公開していますので、
「魚が苦手だから会席はちょっと…」
「会席料理を頼んで食べられないものがあったらどうしよう」
などの不安をお持ちの方にもご安心いただけます。
またご予約の際に食べられない物、苦手なもの、
のご相談をいただければ料理長がお電話口で対応し
ご要望にできる限りお応えさせていただきます。
ぜひぜひ、まずお電話でご相談ください。
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京都、丹波高原の自然が育んだ上質な丹波牛
丹波牛会席に使用する牛肉は全てお客様より予約を頂いてから
京丹波町にある「いづつ屋」さんより仕入れます。
いづつ屋さんの牧場では
田舎ならではの空気の透明度、
無味無臭の艶めいた水が存在します。
その環境で丹波の牛たちは毎朝小鳥たちの鳴き声で目覚め、
日中は世話主の優しい話し声とクラシックを聞きながら…
といった紹介が公式ページでされています。
いづつ屋さんの公式サイトはこちら
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丹波牛会席 8,500円(消費税・サービス料込み)
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季節の会席料理をベースにして
造里代わりの「レアステーキ薄造り」と
「ハネシタのヒマラヤ岩塩焼き」を加えた会席料理です。
丹波牛・魚介・旬野菜・京野菜をバランスよく合わせ仕上げております。
肉料理以外の詳細は季節によって異なりますので、
「睡蓮会席」(5月 6月)「芙蓉会席』(9月)を参照ください。
構成上、献立が変更する場合がございますがご了承お願い致します。
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丹波牛づくし会席 12,000円(消費税・サービス料込み)
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一品一品に丹波牛を使用して構成された全11品の会席料理です。
使用する食材は丹波牛と旬野菜、京野菜。魚介類は使用していません。
赤身の旨味を感じられるもも肉やイチボはローストやレアステーキに、
サシが綺麗に入ったハネシタはレアに焼き上げて
グリルした京野菜と共に自家製ソースでお召し上がりいただきます。
魚介類中心の会席料理とは異なった満足感を感じられる会席料理です。
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お料理のご紹介
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煮物椀 「ヒレ肉と揚げ湯葉の澄まし仕立て」(12,000円)
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柔らかな丹波牛のヒレ肉をミディアムに焼き、綾部産の出来立て湯葉は油であげて表面はパリッと中はモチモチに仕上げます。
お肉と湯葉を重ね盛り、鰹昆布のお吸い物出汁をはってご提供します。
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御寿司 「丹波牛の握り寿し」(12,000円)
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丹波牛の希少部位「ハネシタ」をレアに焼き上げ、スライスして握り寿しにします。綾部産のコシヒカリ、宮津産の富士酢で作ったすし酢、丹波牛が合わさり味わい豊かな一品に仕上がります。
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御造里 「イチボのレアステーキ 薄造り」 (12,000円・8,500円)
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イチボは丹波牛のお尻、ランプに近い部分の赤身肉で、筋も少なく非常に柔らかい肉質、低カロリーの部位です。強火で表面を炙り余熱でじっくりと火を通し仕上げます。それを薄くそぎ切りにして本わさびと昆布を漬け込んだ出汁醤油でお召し上がりいただきます。
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焼き肴 「ハネシタのヒマラヤ岩塩焼き 飴色玉葱の柑橘ソース」(12,000円・8,500円)
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あばらの方へと続く肩ロースの部位です。ザブトンとも呼ばれサシはあるが脂身の少ない上品な肉をヒマラヤ産の岩塩で味付けしじっくりと鉄板焼きにして仕上げます。ソースは玉葱を飴色に炒めて甘みを出し自家製のポン酢と合わせて作ります。
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冷製小鉢 「ローストビーフと温度玉子の美味出汁ジュレ」(12,000円)
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あっさりとしたモモ肉をローストし賀茂茄子の煮浸しと温度玉子(温泉玉子)を盛り合わせて八方出汁のジュレを掛けてご提供します。
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季節料理 「無花果の胡麻クリーム掛け 菊花散らし」(8,500円)
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8,500円の丹波牛会席でお出しする季節料理の1例です。丹波牛料理のみで構成される12,000円の丹波牛ずくし会席とは異なり、丹波牛料理と季節料理を組み合わせた8,500円のコースは魚の焼き物や蒸し物など丹波牛、魚介、野菜のバランスを考えたコースです。とにかく丹波牛を堪能したい時の「丹波牛ずくし会席」丹波牛と季節料理を色々と食べたい時の「丹波牛会席」でお選びください。
昔話のような空間で行われる筆供養 綾部八田地域の歴史ある岩王寺の萩まつり|綾部の料亭ゆう月
- 2018年09月01日
- 作成者:yuzuki
カテゴリー:近隣のオススメスポット
昔話の中の光景をご覧になりませんか?
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ゆう月のある綾部市北部の八田地域、府道から脇へと入り田園の横を進みます。
ゆう月を越えさらに進むと道は山を上へと、
急な登り坂をゆっくり進むと、
その先に岩王寺があります。
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寺へと続く石段、
その先には金剛力士像を有する仁王門、
そして本堂、
仁王門と本堂はともにかやぶきの屋根になっており、
周りには木々山々、
真上には小さく見える空があり
まるで昔話の世界に入ったかのように光景が広がっています。
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毎年9月の第二日曜日に開催される岩王寺の萩まつり
この岩王寺では毎年9月の第二日曜日にお祭りが開催され、
多くの人が拝観します。
「萩まつり 筆供養」です。
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もともと萩の花が綺麗に咲き誇るお寺だったことから
萩まつりという名がつきました。
近年、野生の鹿により萩に被害を受けましたが
昨年のお祭りで寄付を募って萩の植樹が行われ
我がゆう月もささやかながら協力させていただきました。
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次第に萩がお寺を彩る光景を取り戻すことを願っています。
このお祭りのメインのイベントは筆供養です。
下で詳しく書いていますが、
その昔、この山から上質の硯石が取れ、時の天皇に献上、
天皇がそれを大変讃えたことから
古くなった筆や鉛筆などを供養する
このお祭りが始まりました。
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今年2018年の開催日は9日です
当日お祭りは朝10時から午後3時まで開催され、
和太鼓、お琴の演奏が行われます。
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また、普段は公開されていない、
龍虎の襖絵や御本尊 薬師如来 十二神将などの一般公開も行われ
貴重な体験ができます。
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メインイベントの筆供養は10時30分から行われますので
筆などをご持参の方は間に合うように
お越しください。
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1070年の歴史を持つ丹波の古刹 高野山真言宗「岩王寺」
古くより岩王寺のあるこの地は優れた硯石が多く算出し、
850年ごろここで取れた石でできた硯石を
日本三筆の1人 嵯峨天皇に献上したところ、
天皇はそれを大変好まれ愛用し、
「石の王子であるべし」
と賞賛され「石王子」とかいて「しゃくおうじ」と
言葉にされました。
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それからおよそ100年後、
天暦三年(949年)に醍醐天皇の第二皇子である空也上人がここを訪れ、
お寺を建立、
石よりもどっしりとした「岩」の字を用いて、
嵯峨天皇の発した言葉をそのままに
「岩王寺」(しゃくおうじ)名付けこのお寺が始まりました。
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それから平安の世、
岩王寺は栄え、
山一帯に堂塔伽藍が林立し寺僧は100人に至り、寺領七百石を有して
山陰随一の聖地となり隆盛を極めました。
ゆう月のある綾部市七百石町の町名はこの寺領に由来しています。
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次第に衰退の道をたどるが、
建武元年(1334年)足利尊氏が丹波国 篠村(現在の亀岡市内)に挙兵した際、
僧徒が戦勝祈祷を行い、尊氏の戦勝後、
その功として何鹿郡八田郷内の田地弐町を寄進されました。
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しかし、戦国の世、
豊臣秀吉が天下を平定すると、
ことごとく寺領を失い衰退しましたが、
江戸中期の住僧・秀蓮によって復興、
それから今日に至るまで代々の住職と檀徒の努力によって
岩王寺は守られてきました。
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岩王寺は本山様式をそのままに、
南より仁王門、本堂、庫裏が直線上に整然と建ち並び、本堂の東側に西面して当山の鎮守神「熊野権現」厳然と祀られています。
近郷には類を見ない造りです。
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重宝も多くそれらが公開されるのも萩祭りの見どころです
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創建以来安置し奉る御本尊の薬師如来、
日光月光両菩薩、
御本尊を守護する薬師十二神将、
庫裏には大日如来、
宗祖弘法大師、開山空也上人の坐像があります。
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お寺全体としては、
平成七年に仁王門、本堂(附として庫裏 鎮守堂も)が
京都府の登録有形文化財に指定されています。
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仁王門にさりげなくある彫刻も歴史、文化を感じる作品です。
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多くの文化財、重宝がある中で特に目を見張るのが、
「龍虎の襖絵」に代表する渡辺玄対の作品です。
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谷文晁という有名な江戸時代の画家の師として知られる、
渡辺玄対は寛永二年に江戸で生まれ、
江戸時代の中期に多くの作品を残し75年の生涯を閉じました。
その渡辺玄対が江戸時代に再建された岩王寺に宿泊し、
龍虎の襖絵を始めとして複数の作品を描き、
このお寺に残しました。
現在一つの寺院に渡辺玄対の作品が多くの残っているところはなく、
歴史的に貴重なことといえます。
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萩祭り当日、賑やかで貴重な文化財、重宝を見ることのできる岩王寺、
その他の日、江戸時代にタイムスリップしたかのような静かな岩王寺、
どちらも千年の歴史を五感で感じることのできる
とても素晴らしいお寺です。
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この岩王寺のお膝元、かつての寺領で
我がゆう月を営業できていることを誇りに
お客様を日々お迎えしています。
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情報–
正式名称 神宮山 岩王寺
住所 〒623-0111 綾部市七百石町寺ノ段1番地
電話番号 0773-44-0646
拝観時間 9:00~16:00
拝観料金 無料(内拝は志納)
拝観予約 内拝のみ要予約
駐車場 あり(無料)
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リンク
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