[Yuzuki Vlog] ホタル舞う初夏から日差しが輝く真夏までゆう月の夏を切り取る4分間!岩王寺やグンゼなど綾部の名所も一緒に
- 2020年09月05日
- 作成者:yuzuki
カテゴリー:庭園, 近隣のオススメスポット
【動画】
【概要】
コロナ禍の2020年春から夏、
ゆう月の景色、
ゆう月の奥、
山の中にある茅葺きの岩王寺、
グンゼ創業地、
由良川、
大本教本部 みろく殿、
を撮影しました。
国宝仁王門と聖徳太子建立の光明寺が綾部の里山を見下ろす天空の寺院 |周辺の案内|綾部の料亭ゆう月
- 2019年07月11日
- 作成者:yuzuki
カテゴリー:近隣のオススメスポット
今回はゆう月の周辺の案内として、
京都府北部唯一の国宝建造物「仁王門」を有する
綾部市睦寄町の君尾山の山頂近くに佇む、
「光明寺」についてご紹介します。
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まずは、聖徳太子、明智光秀など
それぞれの時代の主役が名前を連ねる
その歴史から
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聖徳太子により建立、明智光秀に攻め込まれた丹波大寺院
西暦599年、推古天皇7年、聖徳太子(厩戸皇子)により
君尾山のこの地に建立されたと言われている光明寺、
その後西暦900年頃、
醍醐天皇の時代に空海の弟子である理源大師が
真言の道場を開いて再興し、
以降真言宗醍醐派の寺院として栄えました。
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平安末期から鎌倉時代に向けて繁栄を極めた光明寺は、
君尾山一帯に坊舎72坊を有する大寺院となり、
西暦1248年に金剛力士像をが立つ仁王門も完成しました。
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しかし、
戦国時代に入ると何度も戦火の動乱に巻き込まれ、
西暦1527年、
領地争いによる兵火で本堂をはじめとする領地が全焼しました。
その後、上羽丹波守により再建されましたが、
またまた、
西暦1574年、
NHK大河ドラマ「麒麟が来る」の主役、
三日天下としても名が知れ、
頭の切れる名武将としても有名な明智光秀によって
焼失されることとなります。
丹波の国を治めた明智光秀ですが、
そのために丹波攻めを行なった際に光明寺を攻め
光秀により戦火で焼失させられたと
伝えられています。
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これらの戦火の中でも仁王門だけが戦火を免れ、
建立およそ800年のその姿を現在に残しています。
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現在の本堂は西暦1836年、天保7年に再建され現在に至ります。
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修復を重ね悠然たる朱の姿を現在に残す 国宝 仁王門
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今から70年ほど昔、
経年の劣化により門全体は歪み、
添え木で支えられた状態で倒壊寸前、
そこで昭和25年から3年かけて大修復作業が行われました。
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門全体を一度解体、
金剛力士像も運び出すといった大作業だったようです。
この修復作業の際、
柱に書かれた墨書きが発見され、
これにより仁王門の建築年代が初めて判明したようです。
この発見が元となって修復完了後の昭和29年3月20日、
京都府北部としては唯一の国宝建築物に指定されました。
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その後、平成28年から30年にかけて再度修復が行われ、
現在、建立当時の色鮮やかな朱色の仁王門を見ることができます。
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四季を感じる紅葉とシャガの花が参道に
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仁王門から本堂へと続く参道は舗装などのされていない山道で、
山の中にあるこの参道には紅葉が多く、
初夏には新緑が眩しく、
秋には一体の紅葉が赤く染まります。
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仁王門の少し下と本堂のそばの2ヶ所まで
車で行くことができ歴史建造物とともに紅葉狩りを
お楽しみいただけます。
また、5月のゴールデンウィーク頃には、
近くの老富地区に群生地があり注目されている
シャガの花も本堂のそばや、
仁王門と本堂の間の参道にも点在し
白くかわいらしい花を楽しむことができます。
その他にも山の中特有の山野草や野鳥をいつでも体験でき、
おかえりの際には麓にあやべ温泉もあるので
綾部にお越しの方にはぜひオススメするスポットです。
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施設情報
施設名 |
君尾山 光明寺 真言宗醍醐派 |
住所 |
京都府綾部市睦寄町君尾1-1 |
電話 |
0773-55-0550 |
サイト |
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拝観時間 |
規定なし(内拝は要予約) |
拝観料 |
無料 |
駐車場 |
あり(冬季侵入不可の場合あり) |
備考 |
GWにはシャガの花 秋には紅葉もオススメです |
昔話のような空間で行われる筆供養 綾部八田地域の歴史ある岩王寺の萩まつり|綾部の料亭ゆう月
- 2018年09月01日
- 作成者:yuzuki
カテゴリー:近隣のオススメスポット
昔話の中の光景をご覧になりませんか?
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ゆう月のある綾部市北部の八田地域、府道から脇へと入り田園の横を進みます。
ゆう月を越えさらに進むと道は山を上へと、
急な登り坂をゆっくり進むと、
その先に岩王寺があります。
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寺へと続く石段、
その先には金剛力士像を有する仁王門、
そして本堂、
仁王門と本堂はともにかやぶきの屋根になっており、
周りには木々山々、
真上には小さく見える空があり
まるで昔話の世界に入ったかのように光景が広がっています。
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毎年9月の第二日曜日に開催される岩王寺の萩まつり
この岩王寺では毎年9月の第二日曜日にお祭りが開催され、
多くの人が拝観します。
「萩まつり 筆供養」です。
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もともと萩の花が綺麗に咲き誇るお寺だったことから
萩まつりという名がつきました。
近年、野生の鹿により萩に被害を受けましたが
昨年のお祭りで寄付を募って萩の植樹が行われ
我がゆう月もささやかながら協力させていただきました。
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次第に萩がお寺を彩る光景を取り戻すことを願っています。
このお祭りのメインのイベントは筆供養です。
下で詳しく書いていますが、
その昔、この山から上質の硯石が取れ、時の天皇に献上、
天皇がそれを大変讃えたことから
古くなった筆や鉛筆などを供養する
このお祭りが始まりました。
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今年2018年の開催日は9日です
当日お祭りは朝10時から午後3時まで開催され、
和太鼓、お琴の演奏が行われます。
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また、普段は公開されていない、
龍虎の襖絵や御本尊 薬師如来 十二神将などの一般公開も行われ
貴重な体験ができます。
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メインイベントの筆供養は10時30分から行われますので
筆などをご持参の方は間に合うように
お越しください。
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1070年の歴史を持つ丹波の古刹 高野山真言宗「岩王寺」
古くより岩王寺のあるこの地は優れた硯石が多く算出し、
850年ごろここで取れた石でできた硯石を
日本三筆の1人 嵯峨天皇に献上したところ、
天皇はそれを大変好まれ愛用し、
「石の王子であるべし」
と賞賛され「石王子」とかいて「しゃくおうじ」と
言葉にされました。
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それからおよそ100年後、
天暦三年(949年)に醍醐天皇の第二皇子である空也上人がここを訪れ、
お寺を建立、
石よりもどっしりとした「岩」の字を用いて、
嵯峨天皇の発した言葉をそのままに
「岩王寺」(しゃくおうじ)名付けこのお寺が始まりました。
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それから平安の世、
岩王寺は栄え、
山一帯に堂塔伽藍が林立し寺僧は100人に至り、寺領七百石を有して
山陰随一の聖地となり隆盛を極めました。
ゆう月のある綾部市七百石町の町名はこの寺領に由来しています。
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次第に衰退の道をたどるが、
建武元年(1334年)足利尊氏が丹波国 篠村(現在の亀岡市内)に挙兵した際、
僧徒が戦勝祈祷を行い、尊氏の戦勝後、
その功として何鹿郡八田郷内の田地弐町を寄進されました。
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しかし、戦国の世、
豊臣秀吉が天下を平定すると、
ことごとく寺領を失い衰退しましたが、
江戸中期の住僧・秀蓮によって復興、
それから今日に至るまで代々の住職と檀徒の努力によって
岩王寺は守られてきました。
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岩王寺は本山様式をそのままに、
南より仁王門、本堂、庫裏が直線上に整然と建ち並び、本堂の東側に西面して当山の鎮守神「熊野権現」厳然と祀られています。
近郷には類を見ない造りです。
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重宝も多くそれらが公開されるのも萩祭りの見どころです
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創建以来安置し奉る御本尊の薬師如来、
日光月光両菩薩、
御本尊を守護する薬師十二神将、
庫裏には大日如来、
宗祖弘法大師、開山空也上人の坐像があります。
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お寺全体としては、
平成七年に仁王門、本堂(附として庫裏 鎮守堂も)が
京都府の登録有形文化財に指定されています。
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仁王門にさりげなくある彫刻も歴史、文化を感じる作品です。
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多くの文化財、重宝がある中で特に目を見張るのが、
「龍虎の襖絵」に代表する渡辺玄対の作品です。
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谷文晁という有名な江戸時代の画家の師として知られる、
渡辺玄対は寛永二年に江戸で生まれ、
江戸時代の中期に多くの作品を残し75年の生涯を閉じました。
その渡辺玄対が江戸時代に再建された岩王寺に宿泊し、
龍虎の襖絵を始めとして複数の作品を描き、
このお寺に残しました。
現在一つの寺院に渡辺玄対の作品が多くの残っているところはなく、
歴史的に貴重なことといえます。
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萩祭り当日、賑やかで貴重な文化財、重宝を見ることのできる岩王寺、
その他の日、江戸時代にタイムスリップしたかのような静かな岩王寺、
どちらも千年の歴史を五感で感じることのできる
とても素晴らしいお寺です。
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この岩王寺のお膝元、かつての寺領で
我がゆう月を営業できていることを誇りに
お客様を日々お迎えしています。
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情報–
正式名称 神宮山 岩王寺
住所 〒623-0111 綾部市七百石町寺ノ段1番地
電話番号 0773-44-0646
拝観時間 9:00~16:00
拝観料金 無料(内拝は志納)
拝観予約 内拝のみ要予約
駐車場 あり(無料)
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リンク
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◾️綾部の文化財日誌
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◾️YouTube動画
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「京都舞鶴 ARIYOSHI」(有吉)港町舞鶴で美味しい会席料理とお酒を楽しめる銘店
- 2018年06月30日
- 作成者:yuzuki
カテゴリー:近隣のオススメスポット
京都府の北部、日本海に面した港町、舞鶴市。
魚介を中心に美味しい料理を食べることのできる店がたくさんある中、
安定して美味しい和食をコース仕立てで食べさせてくれる
お店をご紹介します。
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「京都舞鶴 ARIYOSHI」(有吉)
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同じ料理人として、食が好きな者として、
そしていちファンとして、
何度も食べに行きたいと思えるお店です。
東舞鶴の駅から少し西へ外れた線路の高架沿い
桃山町にあるウィズビルという商業ビルの2階に店を構えています。
お店の入り口はこんな感じです。
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店内はカウンター約10席とテーブル席が1つ
この席数にもご主人の料理に対するこだわりが現れています。
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このARIYOSHIさんはご主人と女将さんの
2人で切り盛りされているお店で
夜のお食事のみの営業でされています。
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舞鶴で生まれ育ったご主人は
大阪で修行を重ねたのちに
飛騨高山の高級旅館で料理長として
長年腕をふるっておられました。
その後、地元舞鶴に戻り、
準備期間を経て「京都舞鶴 ARIYOSHI」をオープン
現在に至るそうです。
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お料理はカウンター割烹で提供されるおまかせの会席料理
さて、この店についてご紹介したい部分は多数ありますが、
やはりは肝心のお料理をまずはご覧いただきましょう。
6月にお邪魔した時に召し上がった
初夏のお料理です。
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■ 先付けの茶ぶりなまこ
コリコリの食感と淡いちり酢がコースの始まりにぴったりです
■ 新玉ねぎのお吸い物
出汁の美味しさ玉ねぎの甘味がシンプルだからこそ
仕事の丁寧さを感じさせてくれます
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■ お造りはたっぷりと4種類
新鮮でなければ食べられない鰆の炙りやサーモンのネギ巻きなどを
塩や泡醤油で食べます
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■ 2種類のお寿司
器で出される蒸し寿司と握り寿し、
握りは店主が握ったものをそのまま手渡しで提供してくれます。
作り手から食べ手へ、時間も余分な手も一切介さず
最高の状態で提供する寿しの奥深さを感じることができます。
そこに感銘を受けすぎて握りの写真を撮らずに
すぐに口へ運んでしましましたが。笑
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■ 肉料理は合鴨のロースト 備長炭で炙られた一品
まず鴨肉の柔らかさに驚かされます。
そしてそのままでも噛むほどに溢れ出る旨味を感じられ、
ソースとの相性も抜群でした。
■ ヒラマサ唐揚げ 甘酢餡掛け
お食事前に酒肴を占める酢の物は温かく優しく口と胃を整えてくれます。
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■ご飯は土鍋で炊かれた炊き込みご飯
今回は古代米を使ってじゃこの有馬煮と炊き込まれていました。
有馬煮とは山椒の実で炊いた佃煮のこと、
有馬が山椒の産地であることからついた名です。
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炊きたてのご飯は蓋を開けただけで山椒のいい香りが店内に・・・
いや、私が座っている席が土鍋の目の前だったからかな?
特等席でした。
でもご安心を、ご主人がお客様一人一人に
土鍋の中を見せてくれるパフォーマンスをしてくれます。
この時により一層山椒の香りを感じることができました。
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1杯目はお茶碗に少しずつ盛られ薬味を添えて、
お代わりをすることを前提に提供してくれます。
2杯目はお茶漬けを用意してくれます。
温かい出汁をかけてまた1杯目と異なった味わいを感じられます。
その後、土鍋がなくなるまでおかわり自由で提供してくれます。
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■ デザートは黒ごまのパンナコッタ
甘さ控えめで食後にするっと入る一品でした。
どのお料理も確かな腕で丁寧に作られたことが見て取れる
本当に満足度の高いお料理です。
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ゆっくりと時間をかけて提供してくれるため
連れの方との会話やお酒をじっくりと楽しむことができます。
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お酒といえば、
もちろん多種多様なお飲物が揃っていますが、
私が特にオススメするのは、
「きき酒3種」
厳選した珍しい銘柄のお酒の中からお好みの物を3品選んで
切子などのグラスに少しずつ入れてくれます。
自分の好みの味を見つけることもできますし、
味わいの違いを感じるのも楽しみ方の一つです。
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いい料理を提供するためのこだわりは店の作り方に現れています
有吉さんで予約できるお料理はおまかせのコース料理で
6,000円から金額違いを複数ご用意しています。
各日の最初のご予約のお客様が金額を選べるようで
すでの予約が入っている日に予約をする場合は
最初に予約を入れたお客様の金額に合わせるというシステムです。
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予約時間も同様で18:00 18:30 19:00スタートを
各日最初の予約のお客様が選べるシステムで以降のお客様は
それに合わせるということのようです。
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そのため、希望の時間、希望の金額を指定したい場合は
まだ予約の入っていない日を指定する必要があります。
一見、お客様にとっては不便なシステムのように
思えるかもしれません。
しかし、同じ料理人として考えると
このシステムは何よりもお客様のことを考えた方法だと思います。
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この方法で営業されているところに
有吉のご主人を女将さんのおもてなしの心を汲み取ることができます。
用意する料理を一緒にし、時間を同時にすることで
かかる手間を最小限に抑えて
その分をよりいい料理を作ることに当てる!!
それが有吉さんのお客様に対する誠意なんでしょう。
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まだ行ったことのない方、実は気になっていたという方、
ぜひ一度行って見てください。
きっとご満足いただけることと思います。
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京都舞鶴 ARIYOSHI について
完全予約制
住所:〒625-0060 京都府舞鶴市桃山町4−2 ウィズビル 2F
電話:0773-77-5205
営業時間:18:00~
駐車場あり
公式ウェブサイト http://ariyoshi.favy.jp/
Facebookページ https://www.facebook.com/higashimaiduru.kuroro
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